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はじめに
ラブドールを初めて購入するにあたって、「ホール」の種類は大きな悩みどころです。
ホールとは、人形の膣部にあたる内部構造のことで、主に固定式と取り外し式の2種類があります。
また素材もシリコンやTPEなど複数あり、使用感やお手入れのしやすさに影響します。
本記事では、初心者の方に向けてホールの種類ごとの特徴を分かりやすく解説します。
ホールの主な種類
ラブドールの膣ホールには、大きく分けて固定式(ボディ一体型)と取り外し式(交換ホール型)があります。
それぞれ構造が異なり、メリット・デメリットもあります。まずはこの2種類について見てみましょう。
固定式(ボディ一体型)
固定式のホールは、その名の通りラブドールのボディと一体化しているタイプです。ラブドール本体に直接造形されており、ホール部分が取り外せません。
まるで本物の人間のように一体成型されているため見た目が非常にリアルなのが特徴です。
メリット
ボディと一体化しているため外観が自然でリアルです。使用時の感触も本物に近い一体感が得られると言われています。
ホールがズレたり外れたりする心配がなく、挿入時の安定感があります。また構造上、脚の開き具合でホールの締まり具合を調整できる場合もあり、より自分好みのフィット感を得やすいです。
デメリット
ホール部分だけを取り外して洗えないためお手入れがやや大変です。使用後は人形を丸ごと動かして膣内部を洗浄・乾燥させる必要があります。特に大型で重量のあるドールの場合、バスルームまで運んでシャワーで洗浄するのは手間がかかります。

取り外し式(交換ホール型)
取り外し式のホールは、本体とは別の挿入式ホール(スリーブ)を人形内部にセットして使うタイプです。ホール部分が筒状のパーツになっており、使用後に簡単に引き抜いて洗浄・乾燥できます。ホールはシリコン製やTPE製の汎用オナホールに近い形状で、人形の陰部に挿入して使います。
メリット
最大の利点はメンテナンスの容易さです。ホールを取り外して丸洗いできるので、清潔に保ちやすく初心者でもお手入れしやすいです。乾燥も別途行えるため、ドール本体を傷める心配が少なく衛生的です。ホール部分が劣化したり気分を変えたいときは、新しいホールパーツに交換することも可能です。
デメリット
ホールを抜き差しする構造上、使用時のリアル感が固定式に比べやや劣る場合があります。挿入口の周囲にわずかな継ぎ目が見えたり、ホール装着時に若干の遊び(ガタつき)が生じることがあります。そのため「一体感」という点では固定式に軍配が上がると感じるユーザーもいます。

ホールの素材の違い
ホールに使用される素材によっても、触り心地やお手入れ方法、耐久性が異なります。ラブドール本体の素材と連動しますが、主にシリコン製とTPE製の2種類が一般的です。それぞれの特徴を解説します。
シリコン製ホール
シリコン製の膣ホールは、高品質なシリコン素材で作られています。シリコンは医療用途にも使われる安全性の高い素材で、耐久性や耐熱性に優れ、非多孔質で衛生的なのが特徴です。
匂いもほとんどなく、経年劣化しにくい安定した材質です。
触った感じは程よい弾力がありますが、非常に柔らかいというよりはややしっかりめの感触です(※もちろん製品にもよりますが、一般的にTPEより硬めと感じる人が多いようです)。その分細かな造形表現に優れ、内部のヒダや質感もリアルに作り込まれている場合が多いです。
メリット
なんといってもお手入れのしやすさと耐久性です。素材自体が水を吸収せず劣化しにくいため、洗浄もしやすく清潔に保ちやすいです。適切に扱えば長期間にわたり弾力や形状を維持できます。また高温にも強く、多少熱めのお湯で洗ったり温めたりしても問題ない場合が多いです。
デメリット
素材コストが高いため製品価格も高めになりやすい点が挙げられます。加えてTPEに比べれば弾力が少し劣るため、「もっちり柔らかい感触」を求める人には物足りなく感じる可能性があります。ただし近年の高級シリコン製ドールは非常に柔軟な配合になっているものもあり、一概には言えません。総じてシリコン製ホールは高品質でメンテナンス性に優れる反面、価格が高めという傾向があります。
TPE製ホール
TPE製の膣ホールは、熱可塑性エラストマー(Thermoplastic Elastomer)というゴムとプラスチックの中間のような素材で作られています。
TPEはゴムのように非常に柔らかく弾力があるのが最大の特徴で、触った感じはプニプニと人肌に近い柔らかさがあります。
初めて触ると「思った以上に柔らかい!」と驚く人も多いほどです。一方でシリコンと比べるとやや多孔質で水や油分を含みやすい性質があり、適切に乾燥させないと劣化しやすい面があります。
TPE自体に若干のオイル分が含まれており、使用後に表面にオイル(油分)が染み出すことがあります。このためホコリが付きやすく、定期的にベビーパウダーなどで表面をサラサラに保つメンテナンスが推奨されます。新品開封時に独特のにおい(樹脂臭)を感じることもありますが、これは時間経過や洗浄で薄れていきます。
メリット
なんと言っても柔らかな使用感とリアルな肌触りです。指で押すとむにゅっと沈み込む弾力はシリコンでは得がたい感触で、「人肌に近い柔らかさ」「抱き心地が良い」と評価されています。また量産しやすい素材のため価格が比較的安価で、コストパフォーマンスに優れます。
製品によってはシリコンでは難しい肉厚で柔軟な構造を実現しているものもあり、刺激の強い内部構造のホールも豊富です。
デメリット
上述のようにお手入れに手間がかかる点です。使用後にしっかり洗って乾燥させないと素材内部に水分が残り、カビの発生原因になります。また直射日光や高熱に弱いため、保管環境にも注意が必要です。乱暴に扱うと裂けたり破損しやすい面もあるため、シリコンに比べて丁寧に取り扱う必要があります。しかし正しくメンテナンスすれば十分な耐久性がありますし、破損しても交換用ホールが手に入りやすい点は安心です。
最初はどちらがおすすめか?
最初は取り外し式ホールがおすすめ!
まとめ
ラブドールのホールの種類について、固定式と取り外し式、シリコン製とTPE製の違いを初心者向けに解説しました。それぞれにメリット・デメリットがあり、完璧な正解は人それぞれです。リアルな見た目や一体感を求めるなら固定式ホール、高い衛生性や手入れの気軽さを求めるなら取り外し式ホールが向いています。素材に関しても、丈夫でメンテしやすいシリコンか、柔らかくて安価なTPEかで選択が分かれるでしょう。
本記事の内容を参考に、ご自身にピッタリのドールを見つけてください。