ラブドールの修理費用や修理期間はどのくらいかかる?修理度合いに分けて詳しく解説します!

ラブドールを使用を続けるうちに関節の緩みや指のワイヤーの断裂、肌の裂け目、内部骨格の破損など、さまざまな故障・破損が発生することがあります。​
高価な製品だけに壊れてしまうと不安になりますが、適切な修理方法を知っていれば対処可能です。
この記事では、ラブドールの主な修理内容や費用、期間の目安についてわかりやすく解説します。

修理費用の目安

修理内容や依頼方法によって費用は大きく異なりますが、ここでは修理規模の目安による大まかな費用感を示します。あくまで一般的な例ですが、予算検討の参考にしてください。

軽微な修理(数千円~数万円)

比較的小さな傷・裂けの補修や、指先の浅いワイヤー修理など。
自分で修理する場合、接着剤や道具代だけで済むため1万円以下で収まることもあります。業者に依頼する場合でも、症状が軽微であれば作業工賃が数万円程度で済むケースがあります。ただし送料を別途考慮する必要があります(往復で約2万円前後)ので、トータルでは数万円台になる可能性が高いです。

例:小さな裂け目の接着修復(DIYなら数百~数千円の接着剤代、業者依頼なら送料別で2~5万円程度)。

中程度の修理(数万円~10万円)

指のワイヤーを数本まとめて交換する、関節の緩みを調整する、大きめの裂け目を補修する、といった作業量が中程度の修理です。
DIYの場合、材料費は数万円以内でも済みますが、作業に時間と手間がかかります。業者に頼む場合は5万円以上~10万円未満くらいの料金帯が想定されます​。
例:指のワイヤー5本交換+指先の補修(業者見積もりで約6万円程度)、脇下の裂け目と股関節部の補強修理(7~8万円程度)など。修理箇所が増えると費用も加算されます。

大規模修理(10万円以上)

骨格の破損や広範囲に及ぶ皮膚の補修など、大手術に相当する修理です。専門業者でも工数がかかり、高額になりやすいカテゴリーです。
10万円台半ば~20万円以上の費用が発生してもおかしくありません​。実際、「新品の安価なドールが買えるほどの費用」がかかった例もあるほどです。それでも新品を買い直すより安く済む(特に元のドールが高価だった場合)こともありますし、何より愛着のあるドール本体を修復して使い続けられる価値はプライスレスでしょう。

例:腰の関節骨折と両膝関節の緩み+全身の表面補修(見積もり15~20万円)。

費用は大きくなりますが、ドールへの思い入れが強ければプロによる再生を選ぶ意義は十分にあります。一方で、5~15万円程度の予算があるなら「新品をもう少し出して買ったほうが早い」と考えるユーザーも多いのが現実です​。修理費用と新品価格を天秤にかけて、どちらを選ぶか慎重に判断しましょう。

引用:https://atcshop.jp/rp20220703/

修理期間の目安

修理にかかる時間も内容によって様々です。ここでは修理規模ごとの大まかな所要期間を示します。実際の作業状況や依頼先の都合によって変動しますが、目安として参考にしてください。

簡単な修理(数時間~数日)

小さな傷の接着や緩んだネジの増し締めなど、その場で対処できる軽微な修理は、作業時間自体は1時間程度で済むこともあります。接着剤の乾燥時間を含めても半日~1日あれば完了するでしょう。
自分で行う場合は、例えば夜に補修して翌日まで乾燥させれば使えるようになります。
業者に依頼する場合でも、ごく簡単な補修ならドール到着後即日~数日で作業完了することがあります。ただし実際には輸送に往復で数日かかるため、トータルでは1週間前後見ておくと安心です。

中程度の修理(1~2週間)

指のワイヤー交換や大きめの裂け目修復など、作業箇所が複数あったり分解工程を伴う修理では、数日では終わらない場合が増えます。
自分で行う場合でも、部品取り寄せや作業の分割で1~2週間程度掛けて少しずつ修理するケースが多いでしょう。
業者依頼の場合は、受付から完了まで約2週間前後を見込むのが一般的です。これは実作業に加え、順番待ちや必要部品の取り寄せ、品質チェックなどに時間を要するためです。
例えば業者が「受付から返送まで10日~14日程度」と案内していることがあります。事前にどの程度の期間がかかりそうか問い合わせると安心です。

大規模修理(数週間~1ヶ月)

骨格修復や全身に渡る補修といった大掛かりな作業では、完了までに数週間から1ヶ月以上かかることも珍しくありません。プロに依頼する場合、骨格パーツの再製造や大幅な作業工程が必要となり、工房の作業スケジュールにも左右されます。特に繁忙期だと預けてから1ヶ月以上経って戻ってきたという話もあります。自分で試みる場合でも、大規模修理を一人でこなすのは非常に時間がかかり、途中で中断しながら何週間も掛けて作業することになるでしょう。

いずれにせよ、これだけ大きな修理になるとらぶドールが手元にない期間も長くなるため、その間の保管場所(業者の場合は工房で保管されますが、自分で修理中の場合は自宅で広いスペースを占有することになります)も考慮しておきましょう。修理中の進捗が気になる場合は、業者にお願いして途中経過を連絡してもらうこともできます。

ラブドールの修理はどうすれば良い?自分で直せる場合と業者へ依頼した方が良い場合を解説します!

保証期間内の無償修理について

無償修理とは

ラブドールを購入した際にメーカーや販売店から提供される保証期間が設定されている場合があります。

一般的に数カ月から1年程度のメーカー保証が付くことが多く、その期間内に製品の不具合や初期不良が発生した場合は、無償で修理・交換対応してもらえることがあります。
ただし、保証の適用範囲はメーカーごとに異なり、「通常使用による消耗や破損」は保証対象外とされる場合も少なくありません。とはいえ、明らかに製造上の欠陥(例:数回動かしただけで関節が折れた等)による破損であれば、保証期間内であれば無償修理や交換の対象となる可能性が高いです。

もしドールが破損した時期が保証期間内であれば、最初にするべきはメーカーまたは販売店に連絡することです。自己判断で分解修理を行う前に、相手の指示を仰ぎましょう。保証対応となれば、指定の手順(写真送付や返品方法の案内など)に従って進めることになります。メーカー側で不具合を確認できれば、新品同等品との交換や、無償での修理・部品交換をしてもらえます。例えば「関節がゆるくなってきたが保証期間内なので販売店に相談したら、すぐに購入元に連絡するよう案内された」というケースもあります​。
保証期間が長い商品を選ぶメリットはこうした点にあり、万が一故障しても安心感が違います。​

注意点

自分で手を加えてしまうと保証が無効になる場合があります。勝手に分解したり修理した痕跡があると、メーカーも保証対応を断ることがあります。ですから、保証期間内はなるべく自己修理は避け、まず公式サポートに相談するのが鉄則です。また、保証で対応してもらえるのは基本的に初期不良や明確な欠陥のみです。長期間使用による劣化やユーザーのミスで壊してしまった場合は、有償でも修理してもらえないこともあります。その場合は本記事で述べてきたDIYや業者修理の方法を検討しましょう。

まとめると、保証期間内のトラブルは一度メーカーに問い合わせるのがベストです。無償で直せる可能性がありますし、ダメでもその後の有償修理の提案を受けられるかもしれません。
保証書や購入証明を用意して、迅速に連絡するようにしましょう。

まとめ

関節の緩み調整や肌の小さな傷程度であれば自分で直せる場合も多く、専用接着剤や基本工具を揃えて落ち着いて作業すれば修復可能です。​
一方で、骨格の破損など大きなトラブルは無理をせず専門業者の力を借りるのが安心です。​
保証期間内であればメーカーの無償対応が受けられないか確認し、自己修理とのバランスを判断してください。​